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憐れみの３章 (2024/英＝米)

Kinds of Kindness

製作総指揮	オリー・マッデン / ダニエル・バトセク / ルイーズ・ラヴグローヴ
製作	エド・ギニー / アンドリュー・ロウ / ヨルゴス・ランティモス / カシア・マリパン
監督	ヨルゴス・ランティモス
脚本	ヨルゴス・ランティモス / エフティミス・フィリプ
撮影	ロビー・ライアン
美術	アンソニー・ガスパロ
音楽	イェルスキン・フェンドリックス
衣装	ジェニファー・ジョンソン
出演	エマ・ストーン / ジェシー・プレモンス / ウィレム・デフォー / マーガレット・クアリー / ホン・チャウ / ジョー・アルウィン / マムドゥ・アチー / ハンター・シェーファー

あらすじ

ヨルゴス・ランティモス監督・脚本による「支配」をめぐる３つの物語。〔第1章:R.M.F.の死〕ビズネスマンのロバート(ジェシー・プレモンス)は朝起きてから寝るまで衣食住すべての行動を上司のレイモンド(ウィレム・デフォー)に指示され逆らうことができない。〔第2章:R.M.F.は飛ぶ〕警察官ダニエル(J・プレモンス)には、海で遭難し奇跡的に生還した妻リズ(エマ・ストーン)が別人に見えてしかたない。〔第3章:R.M.F.サンドイッチを食べる〕家族を捨て家を出たエミリー(E・ストーン)はアンドリュー(J・プレモンス)とペアを組みカルト教祖のオミ(W・デフォー)の使命を受け特殊能力を持つ女を見つけるために奔走する。(164分) (ぽんしゅう)

[投票(1)]

★5	人を支配しようとする者。自ら進んで支配される者。そんな権威に対する人間の悪魔的欲望を描いて容赦ない。それも小難しい説教話ではなくお伽噺の教訓のように分かりやすく。そして3篇ともファンタジー＆サスペンスの中編として楽しくも醜悪で抜群に面白い。 [review] (ぽんしゅう)	[投票(1)]
★5	人の結びつきをネタに寓話風味に仕上げているけど、ただのダークコメディ。劇場では思いっきり笑え、楽しいぞ！そして帰宅したら頭を捻るんだ。いろいろな解釈が楽しく二度美味しい。 (Lacan,J)	[投票]
★4	鬼才ランティモス作品。「哀れなるものたち」が凄かったので、見る前から肩肘立てて見てしまったが、今回は意外やお気楽風で、またオムニバスということもあり、楽しく鑑賞する。 [review] (セント)	[投票]
★3	ランティモスの明快で簡潔な作家性のインデックス。即ち、「概念」（愛、ルール）の奴隷たちによる戯画。「概念」から解放されて手持ち無沙汰な「自由」の戯画。束縛と自由の両極を繰り返し揺れ動き、リバウンド、肥大化する「概念中毒」の滑稽味。概念の喪失、捏造、変性、歪曲、、、こんな既存概念依拠の感想も嗤っている節がある。 [review] (DSCH)	[投票]

5点	3人	***
4点	1人	*
3点	1人	*
2点	0人
1点	0人
計	5人	平均 ★4.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

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