★3 | ランティモスの明快で簡潔な作家性のインデックス。即ち、「概念」(愛、ルール)の奴隷たちによる戯画。「概念」から解放されて手持ち無沙汰な「自由」の戯画。束縛と自由の両極を繰り返し揺れ動き、リバウンド、肥大化する「概念中毒」の滑稽味。概念の喪失、捏造、変性、歪曲、、、こんな既存概念依拠の感想も嗤っている節がある。 [review] (DSCH) | [投票] |
★5 | 人の結びつきをネタに寓話風味に仕上げているけど、ただのダークコメディ。劇場では思いっきり笑え、楽しいぞ!そして帰宅したら頭を捻るんだ。いろいろな解釈が楽しく二度美味しい。 (Lacan,J) | [投票] |
★4 | 鬼才ランティモス作品。「哀れなるものたち」が凄かったので、見る前から肩肘立てて見てしまったが、今回は意外やお気楽風で、またオムニバスということもあり、楽しく鑑賞する。 [review] (セント) | [投票] |
★5 | 人を支配しようとする者。自ら進んで支配される者。そんな権威に対する人間の悪魔的欲望を描いて容赦ない。それも小難しい説教話ではなくお伽噺の教訓のように分かりやすく。そして3篇ともファンタジー&サスペンスの中編として楽しくも醜悪で抜群に面白い。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |