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エレニの帰郷 (2008/伊=独=露=ギリシャ)
Trilogia II: I skoni tou hronou
製作総指揮 | フィービ・エコモプロス |
製作 | テオ・アンゲロプロス |
監督 | テオ・アンゲロプロス |
脚本 | テオ・アンゲロプロス / トニーノ・グエッラ / ペトロス・マルカリス |
撮影 | アンドレアス・シナノス |
美術 | アンドレア・クリザンティ / ディオニシス・フォトプロス |
音楽 | エレニ・カラインドロウ |
衣装 | レジーナ・コムスカヤ / フランチェスカ・サルトーリ / マルチナ・シャル |
特撮 | フランコ・ガリアーノ / フォルカー・ローリー / パオロ・ゼッカラ |
出演 | ウィレム・デフォー / ブルーノ・ガンツ / ミシェル・ピコリ / イレーヌ・ジャコブ / クリスティアーネ・パウル / コスタス・アポストリーディス / ティツィアーナ・フィフネル / アレクサンドロス・ミロナス / レニ・ピタキ |
あらすじ | ローマのチネチッタ撮影所に自身の両親をモチーフとした作品の撮影を再開するため映画監督A(ウィレム・デフォー)が訪れる。スターリン体制化のソ連。母エレニ(イレーヌ・ジャコブ)は反社会活動で逮捕され、恋人スピロス(ミシェル・ピコリ)と引き裂かれる。しかし、脱走した彼女はテルミタウという町でイスラエル難民のヤコブ(ブルーノ・ガンツ)と知り合い反社会活動中にスピロスとも再会したのも束の間、再び逮捕されシベリアに移送された。ヤコブはエレニの精神的支えとなっていくのだが…。「トリロジア」3部作の『エレニの旅』に続く中核作として作られたが、アンゲロプロスの急逝により遺作となった。 (けにろん) | [投票] |
わが敬愛するアンゲロプロスの遺作。見ることは出来まいと思っていたが、ようやく公開されて感激する。創作方法が、分かりやすい最近の諸作品から、また20年ほど前の詩情豊かなアンゲロプロス独特の混迷漂う時間・空間を超えたまさにポエムとなっているのがスゴイ。 [review] (セント) | [投票] | |
アンゲロプロスの遺作は米仏独のスター俳優出演映画でもあるので、いつもよりも短いカットやアップが多く、一見とっつき易い作りになっている。なので、ロングの長回し自体に衝撃を受けるようなカットが殆どなく、少々寂しくも感じるのだが、 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
合わせて89か90ショットだろう。始まった当初はいつになく早いカッティングで少し面食らったが、後半はそこまででもない。でもいつもより1ショット内でピントを別の焦点へと移すことが多かったように思われる。より私的な世界を描いている、ということだろうか。しかしそれにしても、長回しにちっとも運動の驚きが現出しない。さすがに衰えてしまったか。 [review] (赤い戦車) | [投票] | |
ロマンティシズムに傾倒しデヴィッド・リーンでもやりたかったのかと疑うのだが、にしてはガンツ、ピッコリの老体が主軸では地味でエネルギー不足。又かの入子細工を担うデフォーも徒に悲愴ぶってるだけ。全てが裏目に出てすべりまくりだ。 (けにろん) | [投票] |
Ratings
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計 | 5人 | 平均 | (* = 1)
POV
巨匠の遺作に名作なし? (ペペロンチーノ) | [投票(37)] |
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