★4 | アンゲロプロスの遺作は米仏独のスター俳優出演映画でもあるので、いつもよりも短いカットやアップが多く、一見とっつき易い作りになっている。なので、ロングの長回し自体に衝撃を受けるようなカットが殆どなく、少々寂しくも感じるのだが、 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★2 | ロマンティシズムに傾倒しデヴィッド・リーンでもやりたかったのかと疑うのだが、にしてはガンツ、ピッコリの老体が主軸では地味でエネルギー不足。又かの入子細工を担うデフォーも徒に悲愴ぶってるだけ。全てが裏目に出てすべりまくりだ。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 合わせて89か90ショットだろう。始まった当初はいつになく早いカッティングで少し面食らったが、後半はそこまででもない。でもいつもより1ショット内でピントを別の焦点へと移すことが多かったように思われる。より私的な世界を描いている、ということだろうか。しかしそれにしても、長回しにちっとも運動の驚きが現出しない。さすがに衰えてしまったか。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★5 | わが敬愛するアンゲロプロスの遺作。見ることは出来まいと思っていたが、ようやく公開されて感激する。創作方法が、分かりやすい最近の諸作品から、また20年ほど前の詩情豊かなアンゲロプロス独特の混迷漂う時間・空間を超えたまさにポエムとなっているのがスゴイ。
[review] (セント) | [投票] |