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海の沈黙 (1947/仏)
Le Silence de La Mer
製作総指揮 | ジャン・ピエール・メルヴィル / マルセル・カルティエ |
監督 | ジャン・ピエール・メルヴィル |
脚本 | ジャン・ピエール・メルヴィル |
原作 | ヴェルコール |
撮影 | アンリ・ドカエ |
音楽 | エドガー・ビショフ |
出演 | ハワード・ヴァーノン / ニコル・ステファーヌ / ジャン・マリ・ロバン / アミ・アロー / ドニ・サディエ / ジョルジュ・パトリ |
あらすじ | 1941年。ドイツ占領下のフランスの片田舎。ここにある老人(ジャン・マリ・ロバン)と姪(ニコル・ステファーヌ)がひっそりと暮らす屋敷に、ドイツ軍将校ヴェルナー(ハワード・ヴァーノン)がやって来て滞在の許しを得る。ヴェルナーは慎み深く礼節をわきまえた軍人であり、夜も更けたコーヒータイムにのみ主人達の集う居間を訪れ、ここにやって来たいわれを語るのだった。彼は祖国を愛するとともにフランスの文化に憧れ、二つの国の理想的な結合が幸せな結果を生むと説くが、老人と姪はそこに誰もいないかのように押し黙る。幾許かの時が流れ、ヴェルナーは夢見たパリに向かうが、帰って来た彼の表情は何故か沈んでいた。〔86分/モノクロ/スタンダード〕 (水那岐) | [投票] |
冒頭のレジスタンスの行動。秘密裏にバッグの奥深く詰められたものは武器ではなく、一編の小説であった。フランスらしく香しい導入部であり、また何とそれをクレジットタイトルにする極上のセンス。秀作の予感。 [review] (セント) | [投票(2)] | |
タイトルバックからして「名作」の予感が走る。「戦争」を、そしてそれだけでなく、それに抗う者の、気高さと豊かな人間性を、これだけ簡略な映画で描くことができるのかと、ある種の衝撃を覚えた。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] | |
静かなる指弾。人間として悪の属性を持たぬ男をも、敵として頑なにその存在から背けられる灰色の娘の目が、彼が真実の己の姿を知り絶望を語るとき、初めて慈愛を持って眺める。アンリ・ドカエはその瞳を真っ向からそのカメラで射ぬかさせる。 [review] (水那岐) | [投票(2)] | |
傷つきやすい魂の挫折の物語は、沈黙と饒舌の主題(姪の沈黙-将校の饒舌-叔父のナレーション限定の饒舌)が周到に展開された「沈黙が破られる瞬間」の到来を巡るサスペンス。そしてその瞬間=クロースアップがもたらす衝撃。多岐にわたるカメラ位置とアングルも低予算の密室劇を「映画」たらしめるべく挑戦的だ。 (3819695) | [投票(1)] |
Ratings
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計 | 9人 | 平均 | (* = 1)
POV
読んでから見るか、見てから読むか。 (シーチキン) | [投票(14)] |
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