わが教え子、ヒトラー (2007/独)
Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler
The Truly Truest Truth About Adolf Hitler
あらすじ | 1944年。ドイツ第三帝国は、滅亡の崖っぷちに立たされていた。総統ヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)は自信を喪失してしまい、ナチ党勃興期の威勢は見る影もなく失われていた。ここに至り、宣伝相ゲッベルス(シルヴェスター・グロート)は最後の賭けに出る。かつてのヒトラーに演説の教えを説いたグリュンバウム教授(ウルリッヒ・ミューエ)をベルリンに呼び戻し、ヒトラーに再教育を行なわせて国家的大演説を成功させようというのだ。しかし、グリュンバウムはユダヤ人であり、収容所で塗炭の苦しみを舐めていた。家族とともに帝国再興の為救われることとなったグリュンバウムは、ヒトラーにある交換条件を突きつけるのだった。〔95分/カラー/ヴィスタ〕 (水那岐) | [投票] |
★4 | 総統の部屋と大臣の待機部屋をマジックミラーで繋げたセットが良い。鏡を通した演出的工夫が見もの。風刺コメディとして優秀。何より「史実に基づく」と宣いながら、個々のシーンを魅力的にするために殆ど史実を無視している姿勢が映画として好ましい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ドイツの極端っぷりが、作中で徹底的に皮肉られてて面白い。この作りはけっこう好きでした。 (あちこ) | [投票] |
★4 | ヒトラーの演説指導をユダヤ人が行ったという戯画的で滑稽で皮肉な設定を、戯画的に滑稽で皮肉に描いた作品。コンセプトが徹底しているところに好感が持てる。 [review] (agulii) | [投票] |
★4 | 良し悪しは別としてヒトラーやナチスは映画業界の繁栄に大きく貢献していることは間違いありません。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 映画的には映像、演出、俳優の演技等々立派で申し分ない出来です。ヒットラーものとなるとやはり内容が気になりますが、この映画は完全コメディタッチで作られてるんですね。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | この映画に罪があるとすれば、ヒトラーを愛すべき暴君であり、周囲の知恵者どもに担ぎ出された哀れな犠牲者のように描いている点だろうか。ユダヤ人監督の視点としてはユニークだが、今更ヒトラーをマジメに鞭打っても仕様がないにせよ、反発を感じたユダヤ人観客も少なくなかったと思われる。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | ユダヤ人に挟まれて寝るヒトラーという、シュールな画は映画史に残るね。70/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 滑稽に、卑小に描かれすぎるヒトラー。ヒトラーの威厳が全て彼の外側から付与されたイメージに過ぎない事を、誇張も辞さずに徹底的に暴こうとした結果、ヒトラーは余りにも普通の人間として、庶民の側にやってくる。 [review] (煽尼采) | [投票] |
★3 | 導入部のそれとわかる合成映像から、虚構の世界へと誘われる。が、滑稽に傾きすぎるきらいもあり。この狂気なる集団を前にそのさじ加減は難しいか。我が国に置き換えてみると、こんなテイストで作れるとは到底思えないが。 (chilidog) | [投票] |
★3 | いまさらどんな異聞を持ち出そうが、そこに新たな驚きや面白みなど生じないほど、すでにこの男は歴史の中で揶揄され罵倒されつくしており、ヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)の憔悴もグリュンバウム(ウルリッヒ・ミューエ)の奮闘も予測と妥当性の範疇に納まる。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | ヒトラー映画なので覚悟していったが、途中コメディーということに気が付いたが、全く笑えない。コメディーにすればするほど、ドイツ人のKYっぷりが浮き立つ。 (まきぽん) | [投票] |
★3 | かつての悪魔の成した所業は、そしてその悪魔は、悲劇どころかバカものとして蔑まれている存在となりつつあるの
か? [review] (もりっしー) | [投票] |
5点 | 0人 | |
4点 | 6人 | ****** |
3点 | 12人 | ************ |
2点 | 1人 | * |
1点 | 0人 | |
計 | 19人 | 平均 ★3.3(* = 1) |
[この映画が好きな人]