★5 | 低予算でこれほどまでに観る者の魂の深奥部を震撼させるダンカンの演出力は、驚異と呼ぶほかはない。ブラックユーモア的な大人たちの醜悪さ、穢れを知らぬゆえに結論を握り取る子供たち、そしてダンカン自身の不気味。たけしの亜流と思い込んでいる者は、一発ガツンとこの映画に殴られてみるがいいだろう。 (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 何とも救いのない後味の悪い物語である。しかし、その不快さは映画にあるのではなく、実は親と子の捻じれた連鎖を他人事のように傍観するしかない私たちの心の中の後ろめたさに起因しているのだ。それを真っ向から突きつけるダンカンの毒を私は評価する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 鑑賞前から「予感」はしていた、だがここまで感性豊かで完成度が高い作品だとは思っていなかった。どんな状況でもユーモアを忘れずに映画は「娯楽」だと主張する作風は軍団長譲りなのだろうか? [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★4 | ここまで終始、引き込まれる作品も久し振り。所々散りばめられたユーモアは笑った後にゾッとするし、ダンカンは一貫して静かな演技。「どこまで本気なのか?」と思わせる時点で、この作品は成功していると言っても良い。何故なら、売られる側(子供)と売る側(親)の、どちらの目線にもさせられているのだから。['06.3.8DVD] [review] (直人) | [投票(4)] |
★4 | 題材を知って敬遠していた作品。視点は斜めだけど内容はオーソドックス。やたらわかりやすい問題提起とそれに導かれる答えに意外性はないが、内容と運びでしっかり見せようとする姿勢に好感度は高い。良い映画作家が出てきたものだと嬉しくなる。子供たちがもう少し巧ければなあ。 [review] (tkcrows) | [投票(3)] |
★4 | 目を背けたくなる一人一人の親から子への暴力。ぼくたちがそこに暗黒を見てしまうのはその行為にあるのではなく、親たちのその心の暗黒だ。その救いのなさに唖然とする。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 画面のあちら側とこちら側の双方に「毒」を飲ませる事に成功する脚本。はじめは手探りでおっかなびっくりな足どりもラストには力強い歩みに。 [review] (chilidog) | [投票(1)] |
★4 | この鈍く重苦しい爽快感。 [review] (林田乃丞) | [投票] |
★3 | タレント監督、子役大量抜擢、駄洒落的表題、予告編で見せられた陳腐極まる状況描写−などから、踏んではいけない地雷だと予断していた。しかし蓋を開けてみると、画面自体は案外しっとりしているし、最期まで見れば、ダンカンはもはや作家なのだということを、いつの間にか認めさせられしまう。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★3 | 毒気を出してる毒が致死量に至ってないから、口に入れた瞬間ピリッとしてペッと吐き出しちゃった感じ。 (jun5kano) | [投票] |
★3 | 無条件の愛、条件付きの愛、無条件という条件付きの愛。(『生きない』のネタバレあり→) [review] (煽尼采) | [投票] |
★3 | 初監督作品としては良くできているが、脚本作品としての『生きない』との類似性が多くてやや二番煎じ的な評価として辛めに☆三つ。061018 [review] (しど) | [投票] |
★2 | そのあまりの「ヘタくそさ」に途中でメゲました。見終わってないので評価するのヤメようとも思ったんですが、30分の忍耐は評価に値すると判断しました。 (るぱぱ) | [投票] |