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ビリディアナ (1961/スペイン)

Viridiana

[Drama]
監督ルイス・ブニュエル
脚本ルイス・ブニュエル / フリオ・アレハンドロ
撮影ホセ・フェルナンデス・アグアーヨ
出演シルヴィア・ピナル / フェルナンド・レイ / フランシスコ・ラバル
あらすじ修道院で暮らしていた若く敬虔なビリディアナは、修道女誓願式を目前に控えたある日、経済的援助を受けている伯父の屋敷に呼び出される。疎遠にしている伯父に会うのは気が引けるものの田舎の領地に向かったビリディアナは、その美しさゆえに彼に見初められてしまい…。どんな目にあってもあくまで信仰の道を歩もうとするビリディアナと、そんな彼女の思いをあざ笑うかのようなかなりブラックなエピソードの数々。ブニュエルに言わせれば「ビリディアナはスカートを履いたドン・キホーテなのだ。」であるらしい93分。 (tredair)[投票]
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全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5ビリディアナ(シルビア・ピナル)の無垢な美貌が輝けば輝くほど俗欲はかきたてられ、献身の純度が増せば増すほど怠惰な依存は深まる。ブニュエルの分かりやすい語り口に心地よくのせられる私は俗人の極み。彼女の“気づき”の気配が、さらに俗人の快感を誘う。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5縁故主義・情実人事が横行する、実質半径数人の領地に、エデンの園の住人みたいにして暮らしてる。門の外は煉獄しかない。何もかも同語反覆的で再帰的(親族結婚・寄生関係・収奪経済・旧世界の悪徳の再生産)。ヒロインが顔だけでなくそのドン・キホーテ的な言動まで信心屋の親友に酷似してるのを再発見して愕然。奇遇にも同じ<El sur>の0.001%だ。私も遺言状をしたためるドン・ハイメのような黒い笑いの発作の常習犯だった (袋のうさぎ)[投票(1)]
★4物語は単純というかあまりにわかりやすいのだが、あいかわらずの足フェチぶりや十字架型ナイフ、なわとび三段活用(跳ぶ、吊す、縛る)、つながれた犬、乳搾り等の扱いがおもしろい。シルビア・ピナルのうつろな美貌も素敵。 [review] (tredair)[投票(3)]
★4シルヴィア・ピナルの美しさに見惚れているだけで物語の辻褄合わせには全く興味が無くなってしまう。夢遊病を示す部分や馬車に曳かれる犬を買う部分は何だったんだろうと思うが、こういう放りっぱなしもブニュエルらしさ。しかしきちんと使われる伏線は見事。特に縄跳び紐の使い方はちょっと無いほど衝撃的。 (ゑぎ)[投票(2)]
★3シルビア・ピナル [review] (ころ阿弥)[投票]
★3素晴らしくロジカルに展開していく反カトリックなアンチモラリズム。ではあるが終盤の突発的カタストロフィに至る劇的緊張が明確に醸成されてるとは言い難い。それがブニュエルなのだとしても明晰な撮影と演出であるだけに惜しい。正直中盤はかったるい。 (けにろん)[投票]
Ratings
5点4人****
4点6人******
3点9人*********
2点0人
1点0人
19人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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Links
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