★5 | 青春とは、決して純情な心やひたむきな視線ばかりではない。だからこそ、本作は心にじわじわと染みる。心の置き場をどこに持っていっていいのか分からない若者たちの、苦悩や変遷、もどかしさ、痛みなどが、擦り傷のようにじんじんと沁みる。素直になれなくても、彼らは彼らなりに、一生懸命何かを探して生きている。彼らの心すべてを理解できないけれど、小さなことも余すことなく彼らの「青春」を描ききった傑作だ。 (ことは) | [投票(4)] |
★5 | 若い心のいぶき。乾いた喉、身体に水がしみ渡ってゆくようないい映画です。逃げないで、みんな乗り越えてゆくその真摯さに慄然とする。 (セント) | [投票(2)] |
★4 | 相川さんに吸い寄せられるように、まばゆい夏の陽光の下を行く吉田君と伊藤君。みかん畑の不思議な香りに包まれ仰ぎ見る青空と一体化する相川さん。一瞬、性差を越えて生き物として交流できるかのような予感を漂わせる浜辺の出来事とその結末が痛々しい。
(ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 好きって気持ちのあいまいさに苦しむ時期・・・。とにかくこの青臭さ、いや純粋さと言おう。これがいいのよね、、最近。。 (クリープ) | [投票(1)] |
★4 | 浜崎あゆみ様。あの頃のあなたは素敵だった。もう過去には戻れない。
(あ) | [投票] |
★5 | オトナのエゴ、欲とオトナの作り出した価値観と自分たちが想像で創り出した壁の狭間でもがき苦しみながらも自分達の誰にも左右されない価値感の成長を三人の高校生の絶妙のバランスの視点から描いた青春映画最高傑作!!メッチャ泣きました!本当に良い映画!
[review] (ジャイアント白田) | [投票(7)] |
★5 | 人の想いはいつも一方通行。受けとめてくれる人がいたら、それはもしかすると
妥協かもしれない。…なんて考えると怖くなる。片想いが連鎖して小さな波を起こし、
やがて波濤となって、橋口ワールドにのみこまれてしまう。後には、蒼くて深い海が広がっているような感覚。「なみだは人間の作るいちばん小さな海です。by寺山修司」 (Linus) | [投票] |