★3 | 小林正樹らしく重厚、かつ緊張感のある娯楽作。仲代達矢、山村聰も好演だが、小沢栄太郎がハマり過ぎ。新珠三千代、有馬稲子が綺麗だし、淡島千景がカッコいい。ロケも今の時代では無理ではないかと言うリアルさだし、全6部からなる劇場作品の企画が通るなんて、贅沢な時代だなぁ。['06.2.22DVD] (直人) | [投票(2)] |
★4 | 長篇大作なんだけど、一気に見てしまう作品だ。 (RED DANCER) | [投票] |
★5 | さすがに全編でも最高と言われる処刑シーンは凄かった。というより物語が面白いのだ。まさに大河ロマン(長編ドラマ)。梶の青臭い人道主義に辟易しながら観ていたが、奥さんがいいので、赦す―(何のこっちゃ?)。この2人の愛の物語として見たい。 (KEI) | [投票] |
★5 | 原作既読。BSシネマの『山田洋次監督が選んだ日本の名画百選(家族編)』にて鑑賞。原作に忠実なストーリー運び。一切の無駄がない。仲代達矢の眼光が鋭く光るが、その眼力がさらに圧倒的になるのは第4部以降。レヴューは1部と2部に分けて記述。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 主人公梶とその妻を中心として、彼が労務管理を担当する満州鉱山を舞台に物語は進む。想像力が喚起される部分もあるにはあるが、狭い現代日本で暮らす我々から見て、『戦争と人間』('71~73年)と較べるとどうしても作品世界が小さく、狭苦しい印象が残った。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 超人的ヒューマニストによる正義のほどこしが、緩みきったモラル界では強固な負の結束をもたらすという人間の業。正しすぎる正義の起爆によって撹乱される山村聰の男気、小沢栄太郎の意地、新珠三千代の忍耐、淡島千景の反抗の人間臭いことよ。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |