「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
愛の渇き(1967/日) |
プチブルの斜陽を描き変態臭がむんむんするヴィスコンティ擬きな爛れ。奥様然として園丁誑かし焦らし逸らし挙句逃げる。何やねんこの女なルリ子の怪演。俯瞰カメラのアンバランスは箱庭の歪みを表象する。もう少し世界観が拡張してたらド傑作だった。 (けにろん) | [投票(1)] | |
作為ありありで違和感を扇動するカメラがエキサイティング。何もしてないのに浅丘ルリ子が名演にみえる。前作『愛と死の記録』も斬新だったが、ここに至り何が何でも“違うもの”を目指す40歳、蔵原惟繕渾身の前衛。確信犯的な日活への決別表明の感あり。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |