「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
墓泥棒と失われた女神(2023/伊=仏=スイス) |
地に足つかない物語の浮遊感が搦手からの何某かで俄かに軸が定まる瞬間がロルヴァケル前2作に比して鮮やかでない。失われた恋人への思いと古墓を暴くことへの加担の是非は整合的に連結しない。霊廟発掘シーンのフェリーニエッセンスは擬きと紙一重。 (けにろん) | [投票] | |
フィルムサイズを使い分けた現在と過去、そして記憶が錯綜し、リアル、コメディ、ファンタジーと多彩なタッチが共存する自在な語り口。『夏をゆく人々』『幸福なラザロ』に続きアリーチェ・ロルヴァケルが描くのは土地に根ざした営みの業と、その束縛からの解放。 (ぽんしゅう) | [投票] |