★5 | 自己正当化の為ついた小さな嘘が事態をどんどん悪化させる。ファルハディ自家薬籠の作劇は取材に基づく設定と融合され目眩くキレ。どうしようもない奴と切って捨ててもいい筈が姉や息子や義兄や恋人は皆こいつを護ろうと必死。家族とは元来そういうもの。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | アスガー・ファルハディの語り口はまるで名人の落語のよう。死ぬほど見事なラストシーンが典型だが、映画基礎体力が高すぎる。この人が作ったら、どんな話でも面白くなってしまうのではないか。 [review] (ペンクロフ) | [投票(3)] |
★4 | 刑務所の受付で名前を名乗るシーンから始まる。一時帰郷(休暇)を許された主人公ラヒムの、数日間の皮肉な顛末。バス停に落ちていた金貨を巡って、彼とその周辺に巻き起こる騒動を、全く周到に転がして見せる、イヤらしいぐらい上手い作劇だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | イランの文化にはよくわからないところはあるが、私らのところでは、こういうのを「ドツボにはまる」と言うのだろうなあ。きっかけはいずれも些細なことで、結末も些細なだけに、映画を観ていても他人事は思えない面がある。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | ファルハディは子どもの使い方が上手いと、本作でも改めて感じた。それは、 [review] (jollyjoker) | [投票(6)] |