「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
さよなら歌舞伎町(2014/日) |
当世風の連れ込み宿をそれらしく撮ろうと欲すれば、画面は半ば必然として空間的な貧しさを負わねばならない。手練れの鍋島淳裕・豊見山明長にしても四苦八苦の仕事だったろう。裏を返せば、すべての出来事が宿の内で展開・完結する作劇を斥け、カメラが屋外に躍り出ることも禁じなかったのは賢明である。 [review] (3819695) | [投票] | |
規則や付き合いに縛られた日々、本音だけで過ごせればどんなに楽だろうと人は夢想する。しかし、皆が本音むき出し対峙する関係など、いたく居心地が悪いに違いない。思わず露呈した本音が吹き溜まり、摩擦熱を発し、触媒となって変化を生む異空間、ラブホテル。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |