★5 | なぜもっと早くこの映画に気づかなかったのか。演者全員が巧妙であるが、私のツボは工場のチーフ的なおじさんであった。満島ひかりが「中の下」人生に開き直る終盤が痛快で、今を生きる全ての人々が「そのときゃ政府を倒すまで」と、あの社歌を口ずさみながら、心に匕首(あいくち)を呑んでいれば明日はひらけると思う。 (サイモン64) | [投票(3)] |
★4 | ホラーかと思っていたが、全く違っていた。が終ってみると、タイトルネーミングはなかなか良い。満島は演技力のある女優だが(特に今回は夫になる石井の為に頑張った?)、最近(2013年)TVドラマによく出演している。小さく纏まらないで欲しい。脇役が・・・ [review] (KEI) | [投票] |
★4 | 自虐的モラトリアム女が開き直って一念発起し自己再生するベタな規定路線上の物語は余り説得力もないのだが、日常的におっさんとオバハンがまぐわう土俗環境の今村が降臨したかの如き描写の魅力と徹底的なダメ男を許す川島的女権信仰が太い。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | プライドの塊となって生きるのを潔しとせず、ただ運命に流されるままに無難に生きてきた女にとって、その運命を自らかぶり、誰はばかることなく積極的かつ厚顔に開き直ることこそが正しい生き方だった。見えない明日を思い煩うことなく、ただ頑張り続けるということへの時代錯誤とも映るポジティヴな賛美は貴重とも言える。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |