村松俊亮の映画ファンのコメント
扉をたたく人(2007/米) |
壁のポスターに書かれた「移民は国家の力」とは何たる欺瞞。やるせない憤り。ラストで主人公が独り叩くジャンベに言葉なき怒りが満ちている。 [review] (サイモン64) | [投票(1)] | |
テーマがしっかりと伝わって来る映画だ。 [review] (KEI) | [投票(2)] | |
太鼓という珍奇ではあるが現代的で尚且つ初源的なアプローチに惹かれるうち、日常では看過される階層社会が横断的に綴られ、諍いの民族史観は融解する。そのナウな構造。自己再生とか言うヤワな戯れ言は怒りの発露でしか綴じられない。この認識こそが白眉だ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
孤独な男に、突然与えられたものと無理矢理奪われたもの。それらは自分の信じた国家によって操られていた。男が裏切られた国家に抱く激しい怒りは、ただ地下鉄の駅で太鼓を叩くことでしかおさめる術はない。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |