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結城昌治の映画ファンのコメント

軍旗はためく下に(1972/日) 噛む女(1988/日) 不良少年(1980/日) 女咲かせます(1987/日) 白昼堂々(1968/日) ゴメスの名はゴメス 流砂(1967/日) 昭和枯れすすき(1975/日) 魔性の香り(1985/日)が好きな人ファンを表示する

ミュンヘンへの夜行列車(1940/英)************

★4数珠繋ぎのホン快調に調子よく最後まで観せ切る秀作。すでに強制収容所の存在が鉄格子とともに示されているが、不思議と義憤に駆られるぜというニュアンスはなく、全てはラブコメのように運ばれるがラブコメにもならない。不思議な作品。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4二転三転する英独諜報員の化かし合いにユーモアが味を添え理屈を忘れて楽しめる。語りの推進力は脱走から船、列車、軍用車、ロープウェイと欧州ならではの国境越えの“移動”の妙。雪山の渓谷を渡る(なんと!)“木造”のゴンドラが目に焼き付いて脳裏を離れない。 (ぽんしゅう)[投票]
★4キャロル・リードはヒッチと違ってどうも列車を映画的に見せることには興味がないらしい。またマーガレット・ロックウッドを魅力的に描く気もないようだ。そういう意味で『バルカン超特急』と比べると少々見劣りするのだが、しかし、これはこれで面白いし良く出来ている。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4しゃきっ、しゃきっ、とした進行、無駄のない演出。キャロル・リードにこの手のお話を語らせるとこちらは安心して見ていられる。ふたりの役者(レックス・ハリソンポール・ヘンリード)の(演技)対決もすばらしく、最後まで飽きさせない。 [review] (カフカのすあま)[投票(2)]