「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
鷂のコメント |
アルファヴィル(1965/仏=伊) | 確信犯。このインチキ臭さの妙。映画がごっこ遊びでなくて何だと言うのか。相(愛?)変らぬアンナ・カリーナへの視線。 [review] | [投票(2)] | |
男性・女性(1966/仏) | 真っ当な青春映画。〔3.5〕 [review] | [投票(3)] | |
パッション(1982/スイス=仏) | 不図した瞬間に眼のうちに映り込む光景。真っ当な「物語」からは語り落とされてしまうだろうモノ。「物語」を生きていないモノ。 | [投票(1)] | |
ゴダールの映画史 第1章すべての歴史/第2章単独の歴史(1989/仏) | 考察するのではなく、肌で感じる映画史。 [review] | [投票(2)] | |
勝手にしやがれ(1959/仏) | たとえば「男の子」と「女の子」。問題は此の「と」であって、そこに息衝く断絶と接続の運動こそ映画の全てだと言うこと。圧倒的に輝く光の白や煙の揺蕩が世界の無償の豊かさそのものなら、その中で男女は断絶と接続のキワを生きる姿を喜劇と悲劇の狭間で演じる。視線と視線は映画の視線を介して互いに断絶し合い、また接続し合い、つまりは「愛」を演じる。瞬間ごとに生きている本来の映画、映画の本来。 | [投票(1)] |