★3 | 泥棒成金(1955/米) | 映画館で封切時見れば楽しい作品なんだろうなあ。色彩は見事。でも、いつものスリルがない。ヒッチコックでないと言っても通用しそう。犯人当てとグレース・ケリーの美貌はやはり出色。崖っぷちでの車の運転はさすが怖い。予感の映画だったんだね。 | [投票] |
★3 | 断崖(1941/米) | 彼女独りよがりの疑惑の心情サスペンスだから、展開・結論は映画だということからして、おのずから分かってしまうが、それにしても怖さが不足。もっと命そのものを狙われるはらはらサスペンスにしないとね、、、。 | [投票] |
★4 | 裏窓(1954/米) | のぞきという下種で趣味悪の見え見え好奇心をグレース・ケリーの美貌で相殺してしまうことでこの映画はかろうじて通俗性から脱出している。動かない室内劇だからこそ、ケリーの目の覚める美貌が必要であり、彼女そのものが動的なモノとして観客にアピールする。 | [投票(3)] |
★4 | めまい(1958/米) | 確かに一気に観てしまう。映像も時代を感じないぐらい美しい。なのに、あのラストではあんまり。映画作家はラストシーンに命をかける。なら、何なんだろう。あれ自体が、幻想っていうことないよね。他はめくるめくしびれる。 | [投票(1)] |
★4 | 鳥(1963/米) | 作品自体は緊密そうでいて、たがねが外れているようなところもあるが、ティッピー・ヘドレンの目の覚めるような美貌、と小道具の鳥ですべて許してしまえるぐらい、視覚に訴える演出が冴え渡る。 | [投票(1)] |
★3 | 北北西に進路を取れ(1959/米) | 娯楽があまりなかった時代には、耐えられないほどわくわくさせる大道具がいっぱいの、映画にとってよき時代がしのばれるサスペンス映画。セイント、色気があるのかないのかちょっと変わった女優。 | [投票] |
★5 | レベッカ(1940/米) | 映画として娯楽性がいかに大切かを示した映画。いったん入ったらラストまで抜け出れない。豪華絢爛の俳優、衣装、何よりストーリー。見ている私たちは主人公に完全に感情移入している。映画作りの基本、ここにあり。 | [投票(2)] |
★5 | 海外特派員(1940/英) | いやー、ホント面白い。映像もダイナミック。静と動。その使い分けのカメラの見事さ。ラストまで一気。ヒッチコックの脂が乗り切っている時のすごさ。 | [投票(1)] |