[コメント] 妻は告白する(1961/日)
文子ちゃん、きゅ〜〜〜〜っ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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パンを囓るその仕草。コーヒーをすするその口元。 そのあまりにも下品な立ち振る舞いから滲み出るモノは、フェロモン!悶々・・・
嗜虐を誘う加虐の女王。 一旦、Mと見せかけて置いて、実は男の運命を蹂躙し、その華奢な白い手のひらの中で握りつぶしてみせる極め付きのS女。希代のファム・ファタール(宿命の女)
その強烈なコントラストの照明の中で、現代人の愛の不在を鮮やかにすくいとって見せる「ザ・昭和のモダニスト」=増村保造監督の手腕!
「日本女性の」と言うより、「生物的に雌なるモノの悲哀」を描いてみせた名作。
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