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[コメント] いつか読書する日(2004/日)

岸部一徳ファン必見!
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男と女の物語である。田中裕子と岸部一徳と仁科亜季子である。ブフォッ!地味だなオイ。とか言わないで欲しい。いや、たしかに地味なんだけどね。しかし、ビックリするほど良くできた「映画」なのである。

独立少年合唱団』を観ていないので緒方明監督作品初体験。この監督めちゃめちゃ上手い。ストーリーの決着の付け方に若干不満があるので辛口4点にしたが、今年のベスト映画の一つだと思う。

大竹しのぶと対極にある自然体の田中裕子の演技力もさることながら、岸部一徳の凄さを再認識できる。

一瞬見せる激情。一瞬見せる熱情。岸部一徳にしかできない最後の表情。 そして、「50年の女の人生」が凝縮された書棚を見た時の表情に驚愕せよ。

(正確には、クタクタになって寝てしまうので「いつか読書する」つもりの本の数々。だから書棚に詰まっているのは「女の人生」ではなく、積年の「女の想い」なのだろう)

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (9 人)煽尼采[*] 林田乃丞[*] のの’ トシ リア[*] 水那岐[*] ぱーこ[*] あちこ[*] セント[*]

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