ツベルクリンさんのコメント: 投票数順
舟を編む(2013/日) | 映像表現としては光るところもあった。が、脚本は(それが原作の問題だとしても)痩せているとしか言いようがない。話がはじまるはずのところで終わってしまった感じ。言葉で世界を捉えるって、だからどういうことなのよ? | [投票(1)] | |
悪の教典(2012/日) | 展開や設定が巧みだなと思えるところはあれど、もう、サイコパスものも頭狂ってます演技もお腹いっぱいですよ。狂気の演技なんてそれらしくやればそう見えるんだから大して難しくもないのよ。ただ、監督一流の悪ふざけはちょっと面白いところもあったです。 | [投票(1)] | |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ストーリーやキャラクター造型の問題ではなく、この作品にもはやアクチュアルなものを感じられなくなっていることに気づかされた。敢えて言えば、震災後に変わってしまった前提が反映していない作品だから。そして、それは仕方のない事でしょう。 [review] | [投票(1)] | |
タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011/米) | インディ・ジョーンズを全編CGに移し変えてやりました、この労力と金力を見てください、と言われてもねぇ。様々な実験に溢れているが、アニメーションの快楽はほぼない。これなら実写でやればいい。 [review] | [投票(1)] | |
恋の罪(2011/日) | 一気に見せるが、所々の繊細な演出が光っている。大事なのはセックスではなく、セックスを通して描かれていること。実はとても普遍的なテーマ。個人的には太宰の「人間失格」や、今村昌平の「赤い殺意」を想起した。演技陣には手放しで拍手したい。 | [投票(1)] | |
コクリコ坂から(2011/日) | 過去やその記憶はリセットできない、しかしそこに向きあって新たに出発することはできるというメッセージ。サイドストーリーがメインストーリーのメタファーとして機能している。場面ごとの役割が明確で、無駄がなくテンポがよい。同監督の前作とは雲泥の差。 [review] | [投票(1)] | |
SUPER 8 スーパーエイト(2011/米) | 構成は穴だらけ。だけれども、「ダメ」とか「嫌い」とか切って捨てることができないのは、抉りが浅いわりに子供や大人の哀しみを描こうとしているからかな……。それが宇宙人への共感にまで説得力を持って広がっていけば文句なかったのに。 | [投票(1)] | |
キック・アス(2010/英=米) | 個人的にはゴーゴー夕張と修羅雪姫の面影を見ながら楽しみました。主人公が最後までマヌケ感を脱しないのもよかったです。 | [投票(1)] | |
キャタピラー(2010/日) | 「反戦映画かどうか」なんて、どうでもよくないですか? | [投票(1)] | |
レイチェルの結婚(2008/米) | 向田邦子的な怖さ。家族の軋轢の原因が明らかになるにつれ、妹は父母・姉に深層では本気で憎まれており、同時に愛されていることが分かってくる。それをセリフでもわざとらしい演技でもなく、空気感で描ききる凄み。この家族に一番必要なのは時間の流れだ。 [review] | [投票(1)] | |
デイ&ナイト(2010/米) | ニーチェか??? | [投票(1)] | |
アラビアのロレンス(1962/米) | スクリーンで見た。これだけスクリーンでないと良さがわからない映画もない(テレビではここまでの感動はなかった)。砂漠のシーンだけでなく、ロレンスの人物の陰影もよく見えてくる。役者として好きでなかったが、オトゥールの「主演女優」ぶりもよい。 [review] | [投票(1)] | |
人間失格(2009/日) | 中原中也を出す必要は全くない。意味もわからすに「ボーヨー、ボーヨー」と呟く役者は滑稽でしかない。三田佳子は太宰というより寺山修司の描く「母」みたい。太宰=主人公と捉えてしまい、原作を深読みして映画化しようとしなかった時点で敗北は見えていたと思う。 [review] | [投票(1)] | |
インビクタス 負けざる者たち(2009/米) | いい映画だ。だが、それは主に、マンデラの前半生を折り込みつつも、ラグビーを軸に白人黒人の対立と融和を描いていく展開の巧みさへの評価。そういった技術力の高さが、映画的感動に案外結びついていないように感じる。 [review] | [投票(1)] | |
パラノーマル・アクティビティ(2007/米) | 口コミで人気が出たといっても、それは低予算ながら高い技術でつくられている、ということを意味しない。「ドア閉めろよ!」をはじめ、作る側の都合ばかり目に付いてしまう。びっくりさせるのと怖がらせるのは違う。まったく、怖くない。 | [投票(1)] | |
レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで(2008/米) | ♪眠りかけた男たちの夢の外で目覚めかけた女たちは何を夢見るの(井上陽水)女は「目覚め」のための産みの苦しみの中で自滅するしかなかった。アメリカでは50年代、日本でも一世代前のリアルな物語。とはいえ、現在、果たして状況は変わったのか? [review] | [投票(1)] | |
1408号室(2007/米) | 分かりやすい話なのは、嫌いじゃない。 [review] | [投票(1)] | |
ウォンテッド(2008/米) | 自分も「意志の力」で弾道を曲げてみたい。(こう思わせただけでも成功でしょう。)面白かった。 | [投票(1)] | |
おくりびと(2008/日) | 面白かった。が、人の魂=白鳥、のような安易な比喩はいただけない。広末涼子は二十歳代前半のような服を着て、声も甲高く、表情は3パターンくらいしかない。なんとかならないのか。人の死を送ることへの感情移入は、「映画」の感動だろうか?そこが疑問。 | [投票(1)] | |
スカイ・クロラ(2008/日) | 傑作、のような雰囲気、はある。しかし、いろいろ試行錯誤しまくった末の見当違いという印象を拭えない。なんだかちょっと不思議な話でした、ってだけ。それ以上の共感も錯覚もできないのだ。 | [投票(1)] |