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[コメント] シン・レッド・ライン(1998/米)

美しさを感じる戦争などない。自然の描写が多すぎて、何が言いたいんだかさっぱり分からん。
JKF

うちの祖父はガダルカナルの戦場へ数ヶ月行った経験がある。祖父の師団は約10300人。無事に帰ったものは約1000人のみ。戦う前は怖さを通り越し、死を待っているような気分だったらしい。食べる物もなく蛇、雑草を食べて生き延びたという。確かに自然はきれいだったかも知れない。だが、それ以上に戦いは過酷だった。自然の美しさなど覚えてないらしい。何人もの人間が死に、墓を建てられることも、見守られることもなく死んでいった。だが、そんなドラマより印象に残るのは自然の美しさ。しかもヒマ。眠たくなる。いや、どんだけ長いの?って感じ。日本軍の描写も『パール・ハーバー』とどっちがヒドイかキワどいとこだ。

自然をきれいに撮って、戦闘シーンの過酷な激しい「動」が全然伝わってこないんじゃ、戦争映画をリアルに再現しているとは言えない。

これ観たら、うちのじーちゃん怒るよ。

(評価:★1)

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