[コメント] シン・レッド・ライン(1998/米)
自然の戦争の対比が妙に美しくてすごいなぁと思った。だから+1点。
ただ見たとき自分が馬鹿すぎて理解し切れなかった。もうちっと年齢を重ねてから見させていただきます。
―――追加――――2002年4月2日
最近やたら軽い戦争映画が多い。
『エネミー・ライン』『プライベート・ライアン』『スターリングラード』『U―571』・・・。
これらは「戦争」という題材に恋愛、友情を描きこんだ、「娯楽」映画なのである。
娯楽なので、軽いといえば軽い。ちなみにコノ映画と公開時期が重なった『プライベート・ライアン』については『プライベート・ライアン』のコメントにコノ映画と比較して書いてますのでそちらを・・・。
だからコノ場ではあえて比較しません。
だけど原作読んでて(いつもはノベライズばかり読む自分だが、初の原作☆)かなり凄い!
「面白い」わけじゃないし、延々と退屈な文章が続く上に、映画でも延々と退屈。
ここで早送りする人も多いと思う。たしかに「静」がほとんどで、戦闘シーンも「動」なのに「静」に見えてしまう。
けどこれはこういう描き方なのじゃないのかな?だってこれが描いているのは『プライベート・ライアン』の壮絶な戦闘シーンで戦争の悲惨さを見せるのでなく、また別の視点で戦争の悲惨さを訴える作品のだ。
しかも『プライベート・ライアン』の場合は友情やら愛やらスピルバーグなことを前面に押し出して結局臭い演出。そして観客は「面白かった」というが、その映画に描かれたテーマはどこにでもある友情物語になっているといっても過言ではない。
たしかに『プライベート・ライアン』は面白いから自分も五点をつけている。だけどコノ映画は素晴らしいのだ。
重く、重く、どこまでも重い・・・。
原作なんて台詞の一つ一つに重みがある。映画を見てからかなりたってるから、もう一度見直したい。 きっと見直したらまた「面白くない」と思うかもしれないけど、「素晴らしい」と思うかもしれない・・・。
自分は『ペパーミント・キャンディー』を始めてみた時もコノ映画を見終わった時みたいな「あれ?」って思ったけどあとからあとからどんどん映画の「重さ」に気付いていくんです。『シン・レッド・ライン』も同じ部類だと思います。
しかし、「静」が2時間51分は確かにケツが痛かった・・・。半端じゃない・・。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。