★4 | 仁義なき戦い 代理戦争(1973/日) | 文太、成田、山城ら若手の台頭と金子の老獪な手腕。飛び交う権謀術数。まるで祭りの前夜祭のようにジワジワと盛り上げる話の運び方。戦争への期待をこれでもかと煽りまくって物語りは終わる。 | [投票(2)] |
★3 | 氷点(1966/日) | 妻や母である前に“おんな”であることを強く意識せざる負えない若尾文子の一人勝ち。安田道代には後年の存在感はまだない。この二人が母娘って時点で無理があるが、年頃の娘と張り合う母ってなんか怖い。 | [投票(1)] |
★4 | 網走番外地 北海篇(1966/日) | もしかしたら網走番外地シリーズ中最高峰?刑務所を出てからの強引な展開はバカバカしさの極北。しかめっ面でぶつくさ文句垂れる健さんのキャラも好感触。やはりこのシリーズは雪が欠かせない? | [投票(1)] |
★4 | 犬神家の一族(1976/日) | 生首ボトッで驚きまくる金田一はいつ観ても爆笑を誘うし、急いで去っていく金田一はいつ観ても寂しさを誘う。角川映画全般に付きまとう安っぽさや胡散臭さが逆に魅力になってると思う。 | [投票(2)] |
★4 | 狂走情死考(1969/日) | これは負け続け人生を歩む青年を描いた挫折映画。北国の閉塞感が逃亡生活の切なさと罪の意識をより一層煽る。でも、どうせ逃げるなら南国へ逃げろよ。 | [投票] |
★3 | 胎児が密猟する時(1966/日) | 胎児な大人山谷初男が逃げた女房の恨みを赤の他人に向けて憂さ晴らしする話。容貌の奇怪さが胎児を連想させてナイスキャスティング。SMシーンも真に迫ってて他の映画でもこれ位はやってくれないとな。見習って欲しいところだ。 | [投票] |
★1 | 雲霧仁左衛門(1978/日) | キャストだけ凄い。効果音も音楽もテレビ感たっぷり。大仰すぎるのも駄目。 | [投票(1)] |
★3 | ウィークエンド・シャッフル(1982/日) | これが筒井康隆以上に筒井康隆的世界なのか、ちょっと疑問に思うところもあるが一応は成功なのだろう。極度に馬鹿げててスプラスティクな後半は結構笑える。原作とは少し色が違うけど。 | [投票] |
★3 | 陸軍中野学校 密命(1967/日) | お国の為にやっているはずのことが実は一概にそうとも云えない理不尽さ。先輩と後輩の絆などなど見所は多いが、そんなことより野際陽子の色気にやられる。 | [投票] |
★3 | 陸軍中野学校 竜三号指令(1967/日) | 前作の私立探偵並みのスケールの小ささから一転して大幅スケールアップ。ラストの雷蔵は格好いいんだけど、よくよく考えると残酷だな。
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★2 | 陸軍中野学校 雲一号指令(1966/日) | 爆弾しょぼい・・・スパイじゃなくて探偵に近い・・・敵スパイとの手に汗握る駆け引きもないし・・・陰鬱な雰囲気で終わるのはこのシリーズの特徴なのか。前作はそれが活きてたけど。 | [投票] |
★5 | 仁義なき戦い 広島死闘編(1973/日) | 「アンタ、オメコの汁で飯食うとるんやないんの!?・・・所詮はウマイもん食うてマブイ女抱くために生きとるんじゃないんの!?」・・・千葉真一の言い放ったその言葉には男の真理がある。この一言で、迷う事なく5点決定。 | [投票] |
★4 | 幕末太陽傳(1957/日) | やるとこまでやってヤバくなったら逃げだしゃあイイんだ。そんな気になりゃなんでもできるんでえ。川島の逃避精神と堺のドラマーならではのリズム感が生み出すグルーヴ。裕次郎・小林旭ら日活スター俳優を押さえ込む堺の軽業師振りを観よ! | [投票] |
★4 | 薔薇の葬列(1969/日) | 映像のカット&ペースト。シネマ・ヴェリテ風のインタビュー。まるで悲劇であることを否定するかのような強引な手口での喜劇化。その全てが様になってる。そもそもが古典劇「エディプス」をオカマさんの話に変えるなんて良いセンスしてるよ。 | [投票] |
★3 | 日本侠客伝(1964/日) | 錦之助の影が悲しいほどに薄い。いてもいなくても同じような気がする。 | [投票] |
★3 | 網走番外地 望郷編(1965/日) | アラカンどうしたよ、突然老化が進行したか?それにハーフでアレは黒すぎるだろ。 | [投票(1)] |
★4 | 仁義なき戦い(1973/日) | まずは冒頭テーマ曲のぶっといベース音に痺れる。次に大胆なカメラワークに痺れる。勿論、聞き慣れない広島弁に痺れる。当然、梅宮の侠気に痺れる。最後に文太と松方の相容れない思いと友情に痺れる。要はこの映画、痺れる映画。 | [投票(7)] |
★3 | ある殺し屋の鍵(1967/日) | しっかり色を持った脇役の不在が痛手。これでは雷蔵の一人舞台。決してそれが悪いと云う訳ではないが、前作に在った心理劇を観たかった俺は裏切られた気分。 | [投票(1)] |
★4 | ある殺し屋(1967/日) | 雷蔵もいいが、ここは是が非でもミッキーを堪能したい。 [review] | [投票(5)] |
★4 | 陸軍中野学校(1966/日) | 成績優秀なら良い事ばかりとは限らないのだ。エリートには時にこんな過酷な運命も待ち受けている。良かったよ俺はボンクラで。スパイ物にしては規模の小さな話だが、育成に焦点を当てているのが面白かった。 | [投票(1)] |