コメンテータ
ランキング
HELP

マッツァさんのコメント: 更新順

★4革命前夜(1964/伊)実験性を伴いながらも流麗さ失わないカメラワークにノックアウト。初めての夜の後のカラーの美しいこと。本当の恋を知ると世界は違って見える・・・ってことか。[投票]
★4暗殺(1964/日)この作品は丹波哲郎を清河八郎役にキャスティングした時点で成功している。実体があるのかないのか分からないけどカリスマ性のある人物像は、この人以外に全く他の俳優が思い浮かばない。[投票(1)]
★3緋牡丹博徒 花札勝負(1969/日)豪快で荒々しい太刀捌きの高倉健とは対照的に、藤純子のドスを持っての立ち回りは実にしなやかであり、柔よく剛を制すのスタイルからは仄かな色気すら漂う。加藤泰の炸裂する美学も良し。ただ唯一の問題点は・・・ [review][投票(3)]
★3盲獣(1969/日)表層的な上辺だけ掬ったような乱歩映画化とは気合いの入れ方が一味違う!が・・・ [review][投票(3)]
★4仇討(1964/日)中村錦之助は凄すぎる。こんな演技が出来る役者はそうざらに居ない。 [review][投票(2)]
★4斬る(1968/日)個性的な奴等が続々登場、それでいて散漫にならない脇役達への光が当て具合が絶妙。重すぎも軽すぎもせずのバランス感覚もお見事。個人的には『椿三十郎』よりこっちの方が好み。[投票]
★3奇跡の丘(1964/伊)イエスの起こす奇跡の余りのあっけなさに驚くが、その強引さが真実味ある表現足り得ている。キリスト教に興味は無くとも構築された美は十分堪能できる。[投票]
★3仇討崇禅寺馬場(1957/日)傑作と聞いていた割りには思いがけず普通。何喋ってるのかセリフの聞き取りづらい大友柳太郎は笑っちゃうぐらいの熱演。この人、多分舌が長いんでしょうね、結構好きです。[投票]
★2リトアニアへの旅の追憶(1972/米)22年に渡ってこの映画を撮り続けたとか、メカスはファインダーを覗かないで撮影するそうだとか、この映画にまつわる伝説の方が先行してしまっている。過剰な期待を抱けば抱くほど期待外れ。[投票]
★2カメラを持った男(1929/露)膨大なカットアップ。矢継ぎ早に繰り出される映像のモンタージュ。男の目は人の目に非ずカメラの目。映画にしか出来ない表現を追及した点が革新的であったのは重々分かるが、それを一時間そして無声は正直ツライ。 [投票]
★5肉弾(1968/日)「アイツ」が「でっかい」のはモノばかりではない。真に守るべきものを持つ「でっかさ」があるのだ。それは愛国の精神に繋がるのだが、国粋的プロパガンダとは無縁。どちらかと言えば追憶にも似た哀しさ。悲しさと可笑しさの表裏一体。 [review][投票(2)]
★5切腹(1962/日)融通が利かず建て前ばかりに拘り、その上責任逃れに終始する現在の官僚機構を暗に揶揄するかのようなこの映画が40年も前に作られたことの驚き。日本人の失われてしまった気骨に想いは馳せる。これは封建社会だけに限った悲劇ではない。[投票]
★3刺青(1966/日)若尾文子の美しさがとにかく絶品。それに引き換え長谷川明男の何と冴えないこと。何でコイツに惚れるかなぁ。心底分からない。ミスキャストもここまで来ると凄いと思うんだけど。[投票]
★3警察日記(1955/日)田舎の警察は軽犯罪のオンパレード。何とものどかな職場風景。犯罪の理由の殆んどが貧困。そんな時代。三國連太郎って方言が本当に様になる役者だな。もみじがほんのりと切なかった。[投票(1)]
★4拝啓天皇陛下様(1963/日)出会っては別れ、また出会っては別れ。そして最期がやってくる。友人との別れは案外こんなものかも知れない。渥美清の屈託のない笑顔を前にしては、オツムは足りないが純粋な心を持った奴なんて疑わしいという思いも吹き飛ぶ。[投票]
★3大菩薩峠・完結編(1959/日)片岡千恵蔵の出てくるシーンだけ場の雰囲気がガラリと変わる。この世のものとも思えない怪物じみた男にも一寸の親心。[投票]
★3続・網走番外地(1965/日)健さんの格好良さを味わうには前作よりこちらかも知れないが、映画としての切れは数段落ちたようにも感じる。今観ると女優が全然いい女に見えないのがなんとも。[投票]
★4網走番外地(1965/日)コレ!これが健さんの本当の姿。本当の魅力だと思う。近年の終始しかめっ面の健さんは演技を忘れてしまったか放棄したとしか思えないだけに、これ見直して初心に帰って欲しい。[投票]
★2テス(1979/英=仏)こんな面白くもない話を映画化しよう言うんだから凄い。会心の映像美とナスターシャ・キンスキーがなかったらとても観てられる代物じゃなかった。[投票]
★3アンダルシアの犬(1928/仏)インパクト勝負・・・そんな言葉が頭を過る。既成概念を打ち破り自由を得るための破壊。その為に盛られた毒。分からなくても楽しめるモノがここには確かに存在する。ブニュエル監督後年の作風に繋がる部分も見え隠れ。[投票(1)]