コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 黄泉がえり(2002/日)

素敵な余韻の残るエピソードをメインの商業的なエピソードが土足で踏みにじっていく。PS、主演は哀川翔ですよね?
sawa:38

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







自身に置き換えて観る。自分の最愛の者がふらりと黄泉がえってくれたらと。

与えられた時間を存分に活かしたい。語り合ったり、微笑みあったり、と。それは静かで平穏な時間だろう。家族だったり、恋人同士だったり。

だから、山本圭壱兄弟のキャッチボールに涙し、哀川翔のやるせない気持ちに動揺する。田中邦衛の初めてとなる家族団欒を想像し心がなごむのだ。そして描かれることはなかった多くの家庭での笑顔を想像する。

この静かな時間の描写だけでも私的には充分であった。枝葉である素敵なエピソードの積み重ねだけでも本作を観る価値はあった。残念だったのがメインとなるエピソードのドタバタ振りである。こうでもしないと映画的には面白くならないのだろうが、素敵な静かなる自身のエピソードに想いを馳せていられなかった。ちょっとうるさ過ぎたんじゃないだろうか。

異人たちの夏』と共通の感想だが、素敵な余韻の残るエピソードをメインの商業的なエピソードが土足で踏みにじっていく、そんな気さえするのだ。 そして誰もが指摘するであろうラストのコンサートは商業臭さがあまりにも突出したのは明白だ。・・・3曲フルコーラスは目に余った。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (12 人)ムク おーい粗茶[*] ことは[*] ペペロンチーノ[*] アルシュ[*] すやすや[*] ゆーこ and One thing[*] ピロちゃんきゅ〜[*] トシ[*] tkcrows[*] 町田[*] 水那岐[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。