カフカのすあまさんのコメント: 点数順
ミンクの手ざわり(1962/米) | 結婚したくないケイリー・グラントと、結婚したくてたまらないドリス・デイが恋に落ちた。もちろん展開されるのはドタバタ喜劇。定石を踏みつつ、かっちりと笑わせてくれる。白いブツブツがおかしい。 | [投票] | |
空中庭園(2005/日) | 三世代のおんなたち(小泉今日子、大楠道代、鈴木杏)がそれぞれの歴史をうまく語っていた。父親も息子も、定型的ではあるもののしっかり描写されているので一家がきれいに浮き彫りになる。日本版『秘密と嘘』。 | [投票] | |
ツイン・ピークス(1990/米) | なんといっても世界一美しい死体。そして深まる謎。観るものの想像力をかきたてる。ツイン・ピークスのテーマに乗って映し出される映像がこれまたいちいち美しい。「序章」としてはかなり完成度が高いと思う。 | [投票] | |
インテリア(1978/米) | とにかくタイトルが「インテリア」というのがいい。かっこよすぎます、アレンさん。 | [投票] | |
ギャラクシー・クエスト(1999/米) | よくあるおバカ映画を期待していたらぜんぜん違う!これはメタで高度なエンターテインメントだ。たくさん笑わされて、しかも2回も泣きそうになってしまいました。 | [投票] | |
ディパーテッド(2006/米) | 話題作のリメイクだけあって、完成度はとても高かったです。長尺なのにそれを感じさせない演出も見事でした。 | [投票] | |
愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998/英) | フランシス・ベイコンの描く絵が好きでしたがその人物像までは知りませんでした。サディスティックでマソヒスティックな相反する愛が恐ろしいほど美しく破滅的に描かれています。デカダンとはこういうものをいうんでしょうね。 [review] | [投票] | |
天国への階段(1946/英) | 天国からの使者を、妄想が生み出した幻視ではないかと医者を呼ぶところがおもしろい。とにかく、あっちとこっちをいったりきたりするという発想が最高です。 | [投票] | |
すべてはその朝始まった(2005/米) | ひとりの男がどんどんどつぼにはまっていく。そしてよろよろと立ち上がる。見ているこちらも心臓がどきどきしました。なかなかよくできたスリラー。 | [投票] | |
ランタナ(2001/豪=独) | 群像のようで群像でなく、ランタナの花のように色を変えていく人たち。90 年代に流行りまくった「喪失感」への批判的アプローチというか返歌というか。美しい。 | [投票] | |
お茶漬の味(1952/日) | 家庭って、夫婦という他人がよりそう場所なんですよね。 | [投票] | |
ショーン・オブ・ザ・デッド(2004/英) | ゾンビと主人公たちの距離感がたまりません。渦中にあるのにどこかで醒めている。 [review] | [投票] | |
上意討ち 拝領妻始末(1967/日) | 無念。 | [投票] | |
日本のいちばん長い日(1967/日) | 最初から最後まですごいテンションで引っ張る牽引力はすごい。玉音放送と三船の横顔がだぶるところで鳥肌が立った。 | [投票] | |
女王陛下の007(1969/英) | スイスの雪山のてっぺんの牙城は最高のロケーション。「おしゃれ丸秘探偵」のダイアナ・リグのボンド・ガールはきりりとしていて好ましい。レーゼンビーのボンドは強いのにやさしくて、そんな組み合わせが十分楽しめる2時間でした。 [review] | [投票] | |
ふたりの5つの分かれ路(2004/仏) | 人生の、節目節目をこういう手法で辿るって、すごくクレバーだ。 [review] | [投票] | |
隠し剣 鬼の爪(2004/日) | 原作藤沢周平、監督山田洋次の時代劇映画はこれからももっともっとたくさん観たい。 | [投票] | |
マッチポイント(2005/英=米=ルクセンブルク) | どこまでも黒い。こういう黒さはたまにすごく観たくなる。 | [投票] | |
スリル・オブ・ゲーム(1987/米) | 色気ある詐欺師と頭脳明晰な(と過信する)精神科医。この組み合わせだけでもどきどきしちゃう。蓋を開ければそこにはめくるめく心理ゲームが繰り広げられ……。スマートです。 | [投票] | |
スパニッシュ・プリズナー(1997/米) | すごくていねいにつくってある。こういう猜疑心の煽り方は好みである。 | [投票] |