[コメント] 茄子 アンダルシアの夏(2003/日)
(元)自転車乗りも納得の描写。原作よりも絵の迫力が薄れた(ジブリ的!?)のは残念だが、雰囲気は損なわれていない。[丸の内シャンゼリゼ/SRD]
自転車レースには二通りの選手が存在する。一つはエース、いま一つはエースのために働くアシストである。
エースは文字通りチームのトップ選手であり、アシストはそのエースを勝たせるために走る選手である。言うなれば女王バチと働きバチのようなものだ。
彼らはエースの風よけになったり、チームカーとエースの間で使い走りをしたり、時には他チームを撹乱するためにアタックをかけたりもする。それで足を使い果たしてしまってリタイア、ということもよくある話である。つまりアシストというのは自分のために走るということができない存在なのだ。
そんなアシストの1人であるぺぺの悲哀を描いて秀逸。もちろんこれは原作(既読)のおかげなのだが。
しかし本当に自転車乗りにはたまらん話だよなあ。ニヤニヤ。
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