[コメント] 8人の女たち(2002/仏)
熱演?競演?・・・何て言ったら彼女たちに馬鹿にされそうだ。
煌めくようなフランス映画界の宝石たちは「軽く」、あくまでも「軽ーく」演っている。それは「私たちは”大”女優、必死に演ったらお洒落じゃないでしょっ!」ってな感じの光線を放っている。
ベテランから新進女優まで8人の女優が横一線に並ばされての競演だった。火花散る熱演かと思いきや、8分の1という「領域」を順守しての余裕の演技。これまでの燦燦たる実績があるが故の、余裕の「チラリズム」か。
それにしてもオープニングのキャスティングと花の組み合わせといい、原色をふんだんに用いた撮影といい、「色」の面白さを堪能させられる。各色の服を身につけた彼女たちがカーペットに横たわるだけで、また各人の会話での対決も色と色の組み合わせで、それはまるで「万華鏡」の中に迷い込んだかのようであった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (10 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。