[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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それはともかく、映画は、とても面白くて、 「おー、50年代に既にこんなシステムが...いや、大したもんだな」「え、スパイってあんなに簡単にされてしまっていいの?人権侵害では?」 「???政府の役人(エド・ハリス)が”そんな簡単な問題じゃないんだ。外部のモンは、すぐに...”なんていう???」 「チャールズ(ポール・ベタニー)のやつ、ソ連のスパイか。それで、帰って来たんだな」なんて、思いながら観ていたので。 やられたー、という爽快感。それに、あの切抜きの見事さは息を呑むばかりで、アートだ...など、つまらないことを考えてしまった。 プリンストンに復帰後、図書館で出会う学生や、ノーベル賞のお知らせを持ってくる人や、ペンを置いていく人たちを、一瞬、幻覚では?と心配させられてしまうあたりがニクい。
ただ、夫が精神を病んでいると、知ったときの驚き。もうひとつなような気がした。 特に、博士が、林の中の小屋で、また切り抜きに精出していることを知ったときなど、気絶しそうになると思う。感情を表すのが苦手なインテリという感じがする。
奥さん(ジェニファー・コネリー)が、博士を置いて、出て行くかと思ったところで、帰ってくるところで、「えっらいなー」とひどく感心しただけに、後で、この夫婦の事実を知った時には、えええ?ちょっと??となる。 博士の人となりについても、ねえ。それを聞くと、納得するし、奥さん、つらかっただろうから、そのことで、誰も奥さんを責められないと思うし。 なぜ、地味な伝記映画ではいけなかったんだろう。どうして、泣かせる方へいっちゃったんだろう。分かりきったこと訊くなって?ハイ...。
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