★3 | 劇画のようなお竜の創造。構図の角度や、固定キャメラの長回しなど独特な味わいが加藤泰の特徴。他監督作品以上に、お竜に貫禄と懐深さが出る。ロケ撮、セット撮の配合がうまく、地域性や季節感が香り立つ。河津清三郎が天津敏を超えた。
(ジェリー) | [投票] |
★4 | 『ゴジヘド』と同年製作が意味をもつ公害問題が映画のモチーフをも浸食したメルクマール。シリーズ中では本流とは言えないかも知れないが、背景の荒みと穢れの陰影が末期感に感応し藤純子の殺陣に於けるシリーズ最高の濃厚なエロティシズムを引き出した。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 大きな敵にも一歩も引かないお竜さん。 [review] (たいへい) | [投票] |
★4 | ケレン味ある演出と画面から漂う気品・厳格さの相反ぷりが加藤泰らしくて面白い。構成は他のシリーズ作よりいささか弱いか。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | この藤純子は菩薩のように美しい。結城(鶴田浩二)一家に草鞋を脱ぎ子供と戯れるつかの間に見せる母の顔。一転、はだけた黒髪振り乱しドスをふるう修羅の顔。止めの返り血受けながら、子供の視線で我に返って見せる恥じの顔。全てひとりの女の顔なのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | 主人公が倒す敵は一方的な悪と決まっていて、それはカタルシスを生むための必然であり何ら問題ではないのですが、 [review] (たかやまひろふみ) | [投票(3)] |
★4 | ラスト10分、とてつもなく美しく強く、そして哀しい「お竜さん」が見れる。斬られた喪服から鮮血とともに緋牡丹が覗く、これをエロティックと呼ばずに何というのだろう。
(sawa:38) | [投票(1)] |
★5 | このシリーズの中でも加藤泰の作家性が最も色濃く表れた作品。これでもかこれでもかと凝った構図が連発されて、ややしんどく感じないでもない。 [review] (ハム) | [投票(5)] |