子供番組のヒーローだったヒトにも色々いる。演技派の夢叶ってもはや後ろを振り向かないヒト。いつまでもヒーローだった一時期のことを自慢に芸能界の片隅に生き続けるヒト。役者人生も色々だ、それに口をはさむ権利が自分にあるワケがない。だが、あの頃のあなた方は、まぎれもなく僕らのヒーロー、ヒロインだったのだ。あなた方ひとり一人がそれを忘れ去るのは自由だ。それでも、あなた方の出るスクリーンや舞台を観るたびに思い出さずにはいられないのだ、僕らの夢見る存在だったあなた方を…ってクサかったですか？いいんだい、そういう言葉を洩らさせてくれる映画なんだから。