★4 | GHQ検閲終了祝いにサイレント好みのチャンバラが繰り広げられ「菊は二度咲く葵は枯れる」と唄われる。オールド・リベラルが戦後民主主義と摺り合せをしている具合なのが実に興味深い。軽快で好ましい作品だが、嵐寛水責めや月形との対決は軽快が過ぎただろう。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | アラカン全盛期の戦前版は、まだ観たことがないのだが、さすがの天狗も48歳、寄る年波には勝てず。色っぽくはあるが34歳、山田五十鈴もしかり。残念ながら青年志士が跋扈した幕末の躍動感はゼロ。ひばり・川田の歌を楽しみ三島雅夫・有島一郎にニヤリ。
(ぽんしゅう) | [投票] |
★2 | 強いのか、はたまた滅法弱いのか判らない「天狗のおじさん」。いくら優しくとも、こんな情けない正義の味方に当時の子供は満足したのだろうか。脚本と編集の徹底した下手さに理由があり、アラカンは熱演していただろうことは判るのだが…。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 1950年代版「鞍馬天狗」だって充分に面白いし、アラカン・嵐寛寿郎は最高に格好いい。このシリーズは美空ひばりが杉作役だが、歌唱シーンがありサービス精神も満点。ご贔屓の三島雅夫が西郷吉之助役で笑える。 (ゑぎ) | [投票] |