[コメント] 怪獣大戦争(1965/日)
キーは違うかも。これと♪ドシラ、ドシラ、ドシラソラシドシラ♪に敵うリフは、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルの中にも存在しない。というより、フランク・ザッパが来日したとき開口一発“モスラと小美人に会わせろ”と言ったらしいことからも、彼ら往年のモンスター・ロッカー達、間違いなく影響受けてます、IFUKUBEに。
ロック史に関する怪しい機密漏洩のついでに暴露すると、もう激ヤバな一本です。ゴジラの中で一番SFしているとともに、荒唐無稽が神懸かった所まで行っちゃってます。
「地球基地! 地球基地! 我々は未来に向かって脱出する!! まだ見ぬ未来に向かってなあ…」
何なんでしょうか、この素っ頓狂な台詞は?
X星人は地球人よりも遙かに高度な文明、とりわけ科学を持っているという意味で、我々地球人の未来です。彼らは自分達の運命をコンピューターの計算に委ねているのですが…そもそも我々は何のために演算機を開発したのか? ずばり言って効率化のためです。その効率化とは到達点への距離の短縮と時間の短縮をはかることです。その到達点とは言うなれば未来です。つまり計算への依存とは、未来を先取るためにするのです。何のために? それが幸福だと信じたからです。
未来はきっと素晴らしい! 未来に近付くことは幸福に近付くことなのだ! だからどんどん計算しよう!
でも…未来っていったい何? それを先取ることが、どうして幸福なの?
そう、演算機崇拝のX星人とは“未来教”の信者達だったのです。…笑えますか、我々は彼らを?
このX星人の高度に計算された恐るべき侵略を打ち砕いたのは、三文発明家のどうしようもない発明品と、そしてゴジラでした。高度な文明の完璧な計算を破ったのは、“未来教”の価値観とは正反対の非効率的試行錯誤、しかし、血が通った人間のアイデアと、原始怪獣の咆哮だったのです。感じませんか? この二つの中にこそ、人間と生物の営みの歴史がそれぞれあるのです。
やばい! この真実が世間様に知れ渡った暁には、SF映画史において『2001年 宇宙の旅』を凌駕しちゃうぅ! ゴジラがシェーをしたのは、管理社会による抑圧の魔の手から、この重大なメッセージを守るためのフェイントです。
ああ、何てことに気づいちまったんだ、俺は! こうなったら、本でも出版しようかな。もちろん、韮澤さんの“たま出版”から、ってまだあんのか、あそこ? それで、もし政府の陰謀に巻き込まれたら、皆さん、骨は拾ってくださいね? ちなみに題名は、そうだなあ…「フランク・ザッパとザ・ピーナッツ」、「弟子のスティーブ・ヴァイはジェット・ジャガーだった! …が、ジェット・ジャガーはどちらかと言えばデビット・ボウイに似ている! …が、彼がスターマンである限り、アストラであるという説はどうしても捨てきれない! レオはもちろんミック・ジャガーだ!」、でも、やっぱり極めつけは・・・「パフ・ダディーとコラボったあのジミー・ペイジが最後の一匹だったとは思えない…パシフィック製薬の薬を飲んでるからね、からよ、からさ!」…どれがいい?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (12 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。