コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 許されざる者(1992/米)

「許されざる者」とは誰のコト?
ガブリエルアン・カットグラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







イーストウッドは「暴力を行使する者は全て許されざる者なのだ」と語っていたという。確かに、作中では(近眼ガンマン少年を除く)殆どの人物が自らの暴力の報いを受けている。 では主人公・マニーの暴力は・・・? 「保安官殺し」という最大の暴力を働いておきながら、その後幸せに暮らしたらしいとなっている。 「正義の暴力」だから裁かれることもない? そうだろうか。ここで思い出されるのはマニーの飲酒シーンだ。 過去の犯罪暦を知った仲間達の心が離れていく大事なシーン。 マニーは・・・決して許されるコトはないのだ。「過去」に。 「天使かと思った」娼婦から聞かされる「No,sir」というよそよそしく冷たい言葉がつきささる。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (12 人)映画っていいね[*] 死ぬまでシネマ[*] ジェリー[*] HW[*] JKF m[*] NAMIhichi ナム太郎 shaw これで最後[*] mize[*] sawa:38[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。