[コメント] かくしごと(2024/日) - 更新順 (1/1) -
いささか合理を欠いた主人公の行動に戸惑いながらみていたら、人里離れた一軒家に“嫌悪と赦し”の微妙なバランスで成立した「虚実あわいの家族」の姿がさながら桃源郷のファンタジーに見え始める。闖入者の「実」が夢想者たちの「虚」を“合理”に引き戻す切なさ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
認知症のリアルにせよ終局の証言にせよ何ひとつ常道から躱すことなく一歩違えれば凡庸の謗りの手前で関根の確固たる信念が結実する王道。世間の通り一遍の常識から脱構築された地平で彼女と少年のこれからは再構築される。たまらなくハードボイルドだ。 (けにろん) | [投票] | |
母と子の物語よりも、父と娘の物語の方が心に響いたのは、私が男だからだろうか、それとも年のせい、だろうか。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] | |
幕引きの台詞の素晴らしさ! 幕引きの良さとしては、ここ最近の鑑賞作ではベスト。 原作小説の原題は「嘘」らしい。なるほど。親子間、疑似親子間、邪悪なもの、切実なもの、様々な「嘘」が紡ぎ合った物語だ。 [review] (AONI) | [投票(1)] |