[コメント] 逃げきれた夢(2022/日) - 更新順 (1/1) -
黒澤の『生きる』にはドラマがあった。残りの人生を成すすべなく「生きなければならい」この男(光石研)は成すすべなく周囲と向き合ってみるが、そこには「今さらの申し出に戸惑う家族」「遠い思い出でしかない旧知」「職業の結果としての教え子たち」がいるだけだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
己が人生を振り返り何某かの後悔を抱くけど何かをし終えて終わりたいみたいな命題もない。でもそこにある筈の屈託を変則小津めいた切り返しの間に埋めて間隙を四宮の絶妙な露光が補填する。その手法への確信は時に過剰な台詞が煩わしく思えるほど。 (けにろん) | [投票] | |
面白い!年間ベスト級の傑作と思う。多くのシーンが、カッチリした切り返しで出来ている。やっぱり、映画演出の王道は切り返しだ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |