[コメント] 驟雨(1956/日)
面白い。ここで「面白い」というのは単純に楽しい、笑える、という意味。「きゅうりの日本地図」のくだりなんてもうサイコー。近所の集会での話し合いが脱線していくさまも面白すぎる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストシーンにはもう本当に驚いた。それは主に「映画にはこんな結末の仕方も可能なのか」という驚きなのだけれども、それを実際に可能にしているのは原節子と佐野周二の見事な演技であり、原・紙風船・佐野のカッティングの奇跡的な成功なのだろう。呆然とする子供たちもよい。
ところで、この映画にはほぼ全篇にわたってピアノ音楽がつけられているが、それは場面に適合しているかどうかにはほとんど頓着していないかのような旋律で、これはけっこう実験的なことなのかもしれない。などということも思った。
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