★4 | 現代風の編集だが、仏の思春期映画はソフィー・マルソーの昔と同じ。一本筋が通っており真面目で、通り過ぎて気障でもある。サルトルの引用が記憶に残る。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | アデルちゃんが泣くと、画面が悲しみでいっぱいになる。泣くな、アデル。まだ人生はこれからだ。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 映画にとって「被写体」とは「人物」を措いて他にない、と云わんばかりの力任せで貧しいカメラだ。見え透いた食事演出や、唾・洟・泪を駆使したアデル・エグザルコプロスの体液芝居にも感心しないが、何より一個のギャグも差し挟まないまま一七九分間を費やしてしまう演出家に対しては心臓の発毛を疑う。 (3819695) | [投票(1)] |
★5 | 出会いと別れに纏わるザ・シンプルな内容で、物語的なギミックは皆無。同性愛をめぐる周囲との軋轢が後半放逐されるあたり寧ろ興味がないのだろう。ひたすら2人の射抜き射抜かれる視線の交錯と最深部まで味わい尽くす肉体の連結をカメラは凝視する。圧倒的。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 3時間、殆どのショットはアデルを捕える。学校生活、食事風景、デモ、寝姿、パーティー、会話、そしてSEX。私たちは執拗にアップや長回しで「アデル」を見せられ続ける。この映画をカタチ作るのは物語や演技者ではなく、愚鈍なまでに実直な彼女の生理そのもの。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |