[コメント] ハタリ!(1962/米)
「現実らしさ」を飛び越えた「映画的な現実」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
たとえば、レッド・バトンズが開発した野生猿捕獲装置の荒唐無稽な面白さといったら!この猿捕獲装置を発展させて、『リオ・ロボ』という西部劇では、走る列車をまるごと網(!)で捕獲するというシーンを生んでいます。こんな、「現実らしさ」を飛び越えた荒唐無稽な場面を「映画的な現実」として易々と提示してしまえる監督は古今東西ホークスしかいない、という気がします。
#ま、ブニュエルなんかもそうなんだけど。
あと、『ハタリ』のアバン・タイトルは度肝を抜かれる。ファーストカットのジョン・ウェインのフル・ショットから犀捕獲の凄まじいアクションを経てタイトルが出るまで10分近くあったように思うけれど、これがまた、素晴らしく格好 いい始まり方なんですよ!
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