[コメント] 運命の子(2010/中国) - 更新順 (1/1) -
| 権力交代の瞬間を描く前半は濃密な演出と画面のテンションとが相まって中々の見ものである。結局終盤に至って失速するのは物語のせいではなく演出・画面共に息切れしているから。とはいえ全体を通して大した集中力だと思う。 (赤い戦車) | [投票] | |
| 重厚で迫力のある画が映える。この丁寧な美術だけでも一見の価値がある。そしてそれに応える、「復讐」という、人生の苦い運命が複雑な後味を残す。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
| 復讐を決意するに至るまでの展開はまさに手に汗握る。あんなにキュートだった勃くんが成長してボンクラ顔になってしまい残念。 [review] (ガリガリ博士) | [投票] | |
| 権力の簒奪にあたって「一族を根絶やしにする」という発想もその方法（落とし穴！ 投げ殺し！）もえげつないが、ワン・シュエチーが必ずしも憎たらしく造型されていないあたりに喜劇性の萌芽が窺える。厳しい復讐劇ではなしに、可笑し哀しい悲喜劇として語るあたりがチェン・カイコーのモダーンな解釈か。 (3819695) | [投票] |