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[コメント] WALL・E ウォーリー(2008/米)

愚鈍で一途なキャタピラメカを応援し、健気だけどやたらビームライフルをぶっ放すツルツルロボを愛おしく思う。神は細部に宿る。この抜群の表現力は手書きとかCGとかという手法の問題ではなく、感情を伝える動きとは何か?というアニメーションの原点から見て最高峰のものである。
すやすや

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







たくさん映画見ていると予告編を見ただけで「あ、この映画はいい映画だ」というのが直感でわかるようになります。たった2、3分の映像でも名作となる作品は独特のオーラを放っています。 この映画もそういう映画の一つ。半年前から気になっていました。

素晴らしい!大傑作。 シンプルな愛と冒険のファンタジーをメカメカのロボットで描いて、人間主役の映画より感動するんだから本当に凄い。

主役の二人のロボットが「イ〜ヴ」と「ウォ〜リ〜」しかしゃべってないのにもかからず、こちらがたっぷりと感情移入してしまうほどに動きに情感がこもっていて、しかも何をしようとしているか非常にわかりやすい。

最後のほうには女の子のクリオネ型ロボットを「かわいい」と思えてくるんだから、その表現力たるやずば抜けている。

再起動音がMacOSの起動音だったり、船長が立ち上がる時のBGMが「ツァラトストラはかく語りき」だったり、マザーコンピューターの声がシガニーウィーバーだったりと、細かいネタにもニンマリ。

(評価:★5)

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