★3 | 壮絶さの結晶のようではあるが、佳境のみを抽出したこの世界から物語の内奥が敷衍されるかといえばそうでもない。理不尽に懊悩する、或いは抑制の箍が外れ情動に身を委ねる哀しみや無常は遂ぞ沁みてこない。ラストに至ってはアッチョンプリケの境地に至る。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 音楽のみ入った、科白やナレーション等は無い、19分のサイレント映画だ。タイトルで分かる通り、安珍清姫の寓話をベースにしているが、これらの名前は使われていない(登場人物に名前はない)。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | どこを取っても映画の呼吸、とでも呼ぶべきものが根付いていると思う。特に風の表現は比類なき高みに到達している。松村禎三の音楽も恐るべき迫力。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 道成寺の心情こそ川本作品の世界観にベストマッチ。あぁ追う清姫と逃げる安珍の狂おしい哀しさよ。幼児は目を覆った指の間から凝視して観賞。☆4.5点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★5 | 素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!無駄に3回言うくらい素晴らしい! [review] (づん) | [投票(1)] |
★5 | 情欲、怨念、哀しみ、エロス、ダイナミズム、はらりとこぼれる涙、そのはかなさ。人形の中に潜む様々な表情に圧倒された19分。 [review] (にくじゃが) | [投票(1)] |
★4 | おどろおどろしさとコミカルさがあいまった大蛇の人形が良い。 (ころ阿弥) | [投票] |