[コメント] 紅の豚(1992/日)
「カッコイイとはこういう事さ」と言って、オッサンが17歳をとりあわないで下さい。お、今度の駿は渋いオバサン出すね…ひと味違うな…あれ?いつの間にかオバサンはどこへ?
今度は自分の趣味に徹した映画を作った…というだけあって、なるほど、年齢層も高めなのか…と渋さにうなった冒頭。往年の大女優然としたジーナがどう絡むのか、ワケありな雰囲気にワクワク。
しかし、飛行機工場で少女が出てから、イヤ〜な予感。案の定ついてきて、いつの間にかオバサンは忘れられ、少女がいつもの駿ヒロインとしてドッカと座り込んだ(「世界ってキレイ…」のシーンは好きですが)。
ジーナに夢中だったヒゲのオッサンまでが、少女に夢中になるくだりで、もう恥ずかしくなってしまった。まして彼女をめぐって決闘するにいたっては大赤面。
なしくずし的に終わったラスト、少女が「その後のジーナさんとポルコがどうなったかって?それは2人だけの秘密」なんて言ってますが、絶対、駿にも判らないだけだと思う。大人の恋愛なんて…。初めての大人の女キャラを、大人子供の駿は扱いきれなかった。でもだからって途中で捨てるなよ〜。
よく考えたら、大人の女より少女にオッサンが夢中になるこの映画も、立派な「自分の趣味に徹した映画」だけどさ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (19 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。