[コメント] 下妻物語(2004/日)
茨城県民必見
牛久大仏がCGだと思ってる人出てきなさい。
バトルロワイアルのときに「深作版中学生日記」と書いたけれども、この映画は(映画内でも揶揄しているとおり)真剣十代しゃべり場といったところ。 NHK教育的な、「友情を信じない高校生と彼女と友達になろうとする高校生の話」を恥ずかしくなるくらいほぼ直球ストレートで描いているわけですが、(バトロワがアクションをちりばめたように)クドカン的な小ネタだったり芸達者な脇役をちりばめたりしながら代官山のロリ服好きにも土浦のヤンキーにも納得の仕上がりなのではないでしょうか。
まあもちろんこんなところで私が強く言わなくても十分大ヒットしているんだろうけど、ただ、付け加えるならば、この映画をロリータやヤンキーや女の子だけのものにしてしまうのはもったいない。
悩みを公言できるのはひょっとしたら10代の特権かもしれないけど、30過ぎの私だって(そう、岡田義徳演じる作中の社長と同じように)友達を信じたり信じなかったり仕事と友達で悩んだり組織と自立で悩んだりといろいろして成長したような気になったり実は大して変わってなかったりしているわけで、老若男女問わず薦められる極めて普遍性を持った青春映画の王道を行く作品に仕上がっています。
でも、よく原付で下妻から牛久いったよね。偉い。
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