★3 | ふつうなら雑魚扱いの連中を主役にすえるのは、当時、一世を風靡した仁侠映画のヒロイズムへの拒絶・軽蔑なのだろう。そこは買いたいが、ケチくさいものはやっぱりケチくさいので困ってしまう。五条楽園をはじめ、場末の京都の60年代の姿を見られるのは貴重。 (淑) | [投票(2)] |
★3 | 初期中島貞夫の瑞々しいヤクザ物。と云っても、主人公側は暴力団組織ではなく、タイトルにあるように愚連隊と称している。俺たちは民主主義だ、とうそぶく。最終的に愚連隊と本物のヤクザとの対決になるお話。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 義理や人情と決別する実録路線開花前夜のモラトリアムチンピラものだが、所詮モラトリアムな半端もんなので全然面白くない。新旧ヤクザの世代ギャップの背景に戦争体験を充当するのも当たり前すぎて今いち。ゲリラ手法のアナーキズムに内実が伴わないのだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★2 | 黛の『豚と軍艦』を思わせる広瀬健次郎のテーマは好みなんだが、大筋と画面のつまらないことには我慢ならない。第一、何故モノクロ? [review] (町田) | [投票] |
★4 | あっけなさの不意打ちがリズミカルに繰り出される。 (_) | [投票] |
★3 | 中島貞夫の演出はスピード感があって心地よいのだが、松方弘樹らの新進愚連隊と行き場を無くした務所帰りのオールド愚連隊天地茂との心情の描き方が表層的でB級の域を突破し切れていない。中島映画はそれで充分楽しいのだが。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 松方の、何かと言うと「民主主義や」という口癖が面白かった。 (ジョー・チップ) | [投票] |