[コメント] 殺したのは誰だ(1957/日) - 投票数順 (1/1) -
金を持っている奴のところに金は集まる。そんな経済復興期の道理に乗り遅れた者たちが金に追われて金を追う。冒頭の一見華やかだが空回りぎみの商談から男は一直線に世の果てのような荒んだ飲み屋へと下降する。一気呵成の容赦無用ぶりに中平康の凄みが炸裂する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
『狼』に続く新藤の菅井一郎保険金ものでさらに煮詰まっており、殺したのは社会なんだが死の本能でもあるという含意がもの凄い。浜村純と殿山泰司の怪演極まる中平日活ノアール。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
日活ロゴの時点で、オフでエンジン音が聞こえる。クレジットは、キャデラックのダッシュボードの画面。本作は、老いた自動車ディーラー役の菅井一郎が純然たる主役だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |