Kavalierさんのコメント: 点数順
汚れた血(1986/仏) | 盗んだボウイで走りだす。 | [投票(2)] | |
ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日) | イデオロギーが優先されてドラマが作れていない。同じ政治偏向映画でも『パトリオット』はまだ映画になっていたのではないか。歴史事実の正誤や俳優の演技以前の問題。 [review] | [投票(2)] | |
裸足の1500マイル(2002/豪) | 白人の自虐が溢れ、アボリジニの文化に対するリスペクトがまったく存在しない。差別を普遍化した問題に転じて問おうとする姿勢がまったくない。白人優位主義による、自虐的反省が透けて見えて非常に不快。あと、ここでの広角レンズの多用は映画の撮影としては有効に機能していないと思う。 [review] | [投票(2)] | |
ディスタンス(2001/日) | (社会的に)理解不能の思想に殉じた家人の死因を(社会から隔絶された)異境で探索する遺族達。 [review] | [投票(2)] | |
海がきこえる(1993/日) | 「松野は偉いよなぁ、10年先のことまで考えちょるんか」。 [review] | [投票(2)] | |
バベル(2006/仏=米=メキシコ) | 稚拙なグローバリズム批判。タイトルでハッタリをかますのは『ユリイカ』や『カリスマ』あたりと同じ。 | [投票(1)] | |
千年女優(2002/日) | 再現・抽出された映画のワンシーンを使用してストーリーを構築するといった小手先の技巧には感心すれど、作り手の登場人物・人間・世界・歴史への視点の貧しさはどうだ。 [review] | [投票(1)] | |
原始のマン(1992/米) | 駄目野郎が奮起するからこそこの手の映画はおもしろいのに、最期まで駄目なまま、ああなるのは納得いかない。あと、友人を見捨てたことを心底から反省しているうように見えないんだよなぁ。 | [投票(1)] | |
長崎ぶらぶら節(2000/日) | 時代錯誤なストーリー、老人の大妄想炸裂以外何物でもないラストのシーンは大笑い。これに平然と出てしまう主演女優が、メディアで自立した女性像をプロモートしているのも意味不明だ。 | [投票(1)] | |
クロスファイア(2000/日) | 原作はミステリー、いやミステリー要素がないと駄目なんだ、前半の安っぽい刑事物を見た時点で、監督はスペクタクルシーンにしか興味がないことが分かって脱力。昇華しきれていない復讐物になった時点で、失敗作決定 | [投票(1)] | |
キル・ビル(2003/米=日) | 前半の内輪弛緩はかなりツライのだが、青葉屋のシーン以降やや持ち直す。 | [投票] | |
パトリオット(2000/米) | 過度の政治的偏向と、盛り込まれたプロットがすべて破綻していることで緩急がなくなっていることを除けばこれはなかなかなか映画としてよくできている。モブシーンでのCG合成の巧みさはSFを得意とする監督ならではだろうし、スミソニアン博物館が協力した歴史公証も特筆物。 | [投票] | |
穴の牙(1979/日) | 正直、一部の特異な撮影を除けば、『世にも奇妙な物語』なんかののワンエピソードとどう違うんだろうか。過剰さもナンセンスさも足りない、これはおそらく原作の安っぽいミステリーのせいだな、と読んでもいないのにも思ったり。 | [投票] | |
ウォーク・トゥ・リメンバー(2002/米) | ベタな恋愛劇であることを否定はしないが(むしろ積極的に見たい)。ここには(恋愛)映画で最も重要な「過程」がまったく存在しない。例えば、人を好きになる、相思相愛になる、付き合いを深める、親・恋人との絆を強める、信仰・信念への揺らぎ・強める、成長する、苦悩する、関係を回復する、等々で必要とされる。 [review] | [投票] | |
マッチスティック・メン(2003/米) | オチから逆算すると一部の登場人物の行動が論理的でなくなるのは、この手の映画では多大なマイナスだろう。あと、個人的にクダラナイと思ったラストも含めて非常に教条的な話で、クライムムービーでこんなことせんといてくださいよ。 | [投票] | |
ターン(2001/日) | 原作においては、繰り返す日常はこの映画のような世界の孤独下での「ジャンルホラー」などというものでは決してなく、心地よい日常が転じる怠惰の恐怖であったはずだ。 [review] | [投票] | |
EUREKA(2000/日) | 「一体化によって得られる知」と「観察によって得られる知」は、本来は別個として存在し決して交わってはならない。この2つの平面を、観客は受動的に感じ、一方で能動的に知覚し、双方を組み上げることで、映画は三次元足り得るのだ。しかし... [review] | [投票] | |
萌の朱雀(1997/日) | 反則なコメントだが、監督自身が書いた小説版を読むと、映画は思わせぶりなだけで、実は幼女向け少女漫画となんら変わらないことが明かになる。栄介の人物造型とか夢子ちゃんかと思ったよ。 | [投票] | |
ザ・ファン(1996/米) | 観客がデニーロがストーキングすることを知っている前提で作られてるあたり、ワイドショー映画。 [review] | [投票] | |
あしたはきっと…(2001/日) | ストーリーの骨格も登場する人達も皆して化石みたいだ。なのに主人公が惚れる先輩の髪の毛の色は? あえてレトロな作品をやろうとするなら徹底してくれ。それより一番錯誤なのはこれを繊細な恋愛物として丹念に丁寧に作ろうとする作り手の姿勢。なんだかイヤラシイ。 | [投票] |