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shionoさんのコメント: 更新順

★4スネーク・アイズ(1998/米)10年ぶりに見直してみたらおもしろいのなんのって。デパルマもそうだけどデビッド・コープ脚本も堪能した。本作や『パニック・ルーム』はもっと評価されてしかるべきだと思う。 [review][投票(3)]
★4テス(1979/英=仏)豊かな自然に囲まれながら撮影することの幸福が、静かに滲み出てくるような映画。肉体性をまったく自覚しない観念的なヒロインだが、演出には諦観した視点があり、それが寓話的な美しさを生み出している。終着地のビジュアルは救済のイメージだと感じた。[投票(3)]
★3テレフォン(1977/米)ブロンソン/レミックにもっと尺を取るかと思ったが、CIAシーンと折半という印象。生き字引のような女性オペレーターのキャラがよかった。主婦の破壊工作も意外性あり。主役の絡みを抑えた分、ミッション終了からラストシーンに至る二人の決断に奥行きが出た。[投票]
★3エリザベスタウン(2005/米)恋愛感情の先にまず理解者である女性。陰影のついた上品な会話にじんわり感動してしまった。 [review][投票(1)]
★4さびしんぼう(1985/日)クライマックス、漁港から石段までのシークエンスがどうにも好きでたまらない。 [review][投票(1)]
★4或る殺人(1959/米)社会的正義はどこにあるのか?というデカイ話じゃないところがいい。 [review][投票(4)]
★4現金に体を張れ(1956/米)先がどうなるのかを少しずつ見せられていく緊迫感がたまらない。語り口が緻密で機能的であると同時に、主人公の知性と泥臭さを兼ね備えた肉体性も印象に残る。 [review][投票(1)]
★3鉄道員(1956/伊)父親の見えない部分を末息子の視点で描写するのは心情的にはよくわかるのだが、彼を物語全体の語り手にしてしまうのはどうなんだろう。無邪気で愛される彼のキャラが時に非常に生意気に映ってしまった。エンディング以外のヴォイスオーバーはいらないと思う。[投票(1)]
★5三つ数えろ(1946/米)難解なストーリーなのに、見たいものを見せてくれたという満足感で満たされる。ハードボイルドでありながらニヒリズムを抑え、粋なロマンスで締めくくったのが格好いい。[投票(2)]
★4サンシャイン 2057(2007/米)オタク向け。こういう映画を作ってくれただけでも満足。 [review][投票(5)]
★3つぐみ(1990/日)風景・静物・人物をゆっくりとした移動カメラで捉えていく主観視点は、作品において私小説風の文体を形作っている。情緒に溺れることなく、我侭で奔放な作風はさすがプロフェッショナルと思わせた。必ずしも好きなテイストではないが気になる監督さんだ。[投票]
★3BU・SU(1987/日)かなりの忍耐力を要した。が、しばらくしてから妙に心に残るものがある。 [review][投票(1)]
★2歌行燈(1960/日)辛口採点。成瀬版で描かれなかったストーリーを補完してくれたという程度の感想に留まる。[投票]
★3影なき声(1958/日)なにかサムシングがありそうなんだけど… [review][投票]
★4ホリデイ(2006/米)年末には帰省しましょうよ、という、アメリカ人のイギリス詣での話。 [review][投票(1)]
★2クラッシュ(2005/米=独)一見リベラルに見えて実は保守中道。ミドルクラスが気持ちよく見られるようにできている。 [review][投票(1)]
★5デジャヴ(2006/米)自分が関わることで世の中が少しだけよくなっていく、と信じたい現場警察官の願い。 [review][投票(1)]
★5この窓は君のもの(1994/日)ジョン・フォードのような青春映画。山梨県勝沼市の葡萄畑を舞台にした高校生たちの一夏の他愛のない話、なのだが、土地で生活する人物を一切排し、ただただ緑にむせ返る丘陵地帯のなかで、いわば孤島の漂流記のような、原始的でシンプルな会話とアクションが繰り広げられている。[投票]
★3その場所に女ありて(1962/日)予定調和的ながら当時の雰囲気を要所で押さえた良質のドラマ。 [review][投票(1)]